すーやすや すーやすやすや 王様、至福の一時

（ ……… ） （ ………つまんない ）

＼ 寄りかかったり、乗っかったり、はては台にしたり ／ （ ……… ） ＼ 聞いてる？ ／ （ うん！ ）

ちょっぴり遠慮がちに王様のそばにいるごまふく ／ そうは思えないのだ… ＼ じりじり… じりじりじり… ／ 余のおしりに手をのっけておるのだ… ＼

（ ごろんごろん ） （ でろ〜ん ） （ のびーっと ） （ あそぼ ）

本当でしょうか （ ほんとよ ） 本当にいい子に一人でいるでしょうか （ ごまふく ひとりよ ） 本当に王様にひっついていないのでしょうか （ ごまふく おりこうよ ） ＼ 家臣もごまふくも、一人にしてほしいのだ ／

（ ひとりで でまどに おるの ） （ ごまふく りっぱ ひとりだち ）

＼ ねぇ、ねぇ。だから、これ、どかしてなのだ ／ ＼ あんなのいなくても余はばっちりかわいいのだもの ／

美しい王様、美しい王様 美しい王様、美しい王様 ／ だから、変なのと並べるの、やめるのだ！ ＼

＼ ふわぁぁぁぁぁぁ ／ ＼ ぁあっと ／

（ おうさま なにか みえるの？ ） （ ごまふくも まどのちかくがいいな ） と、言いつつ、目と手は王様のおっぽへ… （ おうさまー ） 追われたんでないもの！余は自分で下りたの。 だって、ごまふくが深い思索の邪魔をするんだもの。

王様、この頃撮っても撮っても大体同じお姿なのですが… お気に入りのポーズ、なのでしょうか？ ＼ 大抵の猫はソファが好きだし、ソファで座ればこうなると思う ／ そうですね。失礼いたしました。

ねぇねぇ、ベランダがとっても気分がいいのだ ねぇねぇ、こないだまで、そうでもなかったのに ねぇねぇ、あっというまに、はっぱもいっぱいになったのだ ねぇねぇ、なんでなのだ？ 余がおりこうさんだから？ そうです。 王様がおりこうさんでりっぱだから、…

王様は室外機の上のウッドデッキに座っておいでです。 一枚一枚好きなようにならべて使うタイプのものです。なので ＼ 全然広さ足りてないのだ。寛げないのだ…。 ／ もう一枚くらい並べないと…

王様、至福の時 王様、至福の時 王様、至福の時 ちいちゃいくろいのが、いないのだー！

＼ ほかほかなのだ まぶしーいのだ ／ ＼ これで地面が草地か土だったらのぅ ／

王様もかつて愛用されていた、かわいいカゴ （ ♪ ） （ ♪ ） （ にゃん♪ ）

なんだ。やればできるんですねぇ。二人で（離れて）仲良くお昼寝。 ＼ 余がおとなだからなのだ ／ ＼ ひとえに、余がおとなだからなのだ ／

＜ 王様、お休みですか？ ／ …むにゃむにゃ…んむぅ… ＼ ＜ 王様、お休みなのでしょうか？ ／ …んむ…んん…寝てないのだ… ＼ ＜ 王様、お休みなのかしらん？ ／ んもー…寝てないってば！ ＼

＜ ごまふく、ねてるかなー？ （ にゃーん ねてます ） ＜ ごまふく、ほんとに、ねてるかなー？ （ にゃーん ねてますよぅ ）

＼ くっくっく… ぺろり ／ ＼ 真実とは、いつもヒトを裏切るものだ ／ そんなワルモノ顔したって、だめですよ。 王様はほくほくした、よいこなんですから。

最近、都に流行るもの。 ぬいぐるみにはかせた赤パンツが次々脱がされるという、赤パンツ通り魔事件。 ＼ うーむ。我が国始まって以来の猟奇的犯罪… ／ ＼ これ以上被害者を出すわけにはいかないのだ… ／ ＜ あのー…、王様、あのー… ／ なんなのだ？今、桃色…

＼ 家臣ったら、模様替えが早すぎるのだ ／ ＼ まだまだソファカバーとラグはふかふかじゃないとダメなのだ ／ ＼ 春だ！春だ！って、浮かれ過ぎなのだ。のう、家臣 ／

暖かくなってきたからでしょうか。ごまふくから逃げて洋室やクローゼットに籠っておいでだった王様が、居間のソファで寛がれるようになりました。 ＼ もともと余はソファで過ごしておったもの ／ ＼ 別に、ごまふくと仲直りしたわけではないもの ／ それぞれ…

＼ むむむ… こちらの方から怪しい気配なのだ！ ／ ＼ うむ！ これを隠れ蓑にワルモノが…きっと… ／ 王様！お隣に行っては行けませんよ！！＞ ／ きゃっ！ ＼

（ ここ はいってなさいって おうさまが ） （ かわいいからね ごまふく かわいいからって おうさまが ） （ おうさま？ あれ？ いない ）

＼ はいはい。こっちで遊んでいればいいのだ…ん？ ／ ＼ むむ？おやおや？あれは、もしかして、いや、まさか… ／

（ だっそう？ ） （ でまどにのぼるのは だっそう？ ） （ かーてんであそぶのは だっそう？ ） （ まどの むこうは だっそう？ ）