クールな王様 クールなごまふく 家臣、がっかり

ごまふくの ふてねは しんかした はやさが １ あがった あたたかさが ２ あがった

ごまふくは ふてねを おぼえた かしこさが １ あがった しずけさが ３ あがった

（ つまんないの ） （ ごまふく いいこに してるのに ） （ ごまふく つまんないのよ ）

（ せくすぃーきゃっと とうじょう ） （ ごまふく ちょう かこいいのよ ）

（ ほら ごまふく たかいたかいよ ） （ おうさま まだかな みつけてちょうだいな ）

うんうん ごゆっくりなさってください

（ おうさま こっち ごまふく こっち ） （ おうさま ちぅ おうさま ちぅーよ ） ／ はぁ……… ＼

（ おうさま ごまふく ここよ ここ ） ／ ……… ＼ （ ね！ね！ ごまふく ここよ ごまふく ） ／ ……… ＼

＼ そろそろ、お部屋に戻りたいのだ ／ ／ 小さい 黒いのが お邪魔虫なのだ ＼（ おうさま！おうさま！おかえりなさい！ ）

（ さらさらするの はだざわり ） （ ここは きぶんの よい ところ ）

（ しってるよ ごまふくも しってるよ ） （ ここは きぶんの よい ととろ ）

＼ 余は、知ってるの ここ、気分のよいところ ／ ＼ いっぱい 高くなくても よいのだもの ／ ＼ 風が ふいて くるのだもの ／

＼ あぁ、あぁ、あんなところで一人前の顔してるのだ ／ （ はんもっく！ はんもっく！ ）

雨粒の残るガラス窓 重そうに揺れる緑色の葉 日差しと一緒にこぼれる鳥のさえずり…って、ごまふく、聞いてる？ ねぇ、聞いてる？ （ ちゅんちゅんて！ちゅんちゅんてよ！！ ）

＼ 耳を傾けておったのに… だのに… ／ （ ちゅんちゅん！？ ちゅんちゅんて！！ ）

きれいきれい きれいきれい きれいきれいなのだ

＼ こんなとき、お外はどんなかなと、思ふ ／ ＼ ちょっとだけ ちょっとだけ 思ふのだ ／

＼ 急にね、だちだちだちって音がして、雨が降って来たのだ ／ ＼ ひんやーりして いい気分なのだ ／

（ うーんと… ） （ うーんとねぇ… ） （ うーんと えーっとねぇ… ） ＼ うんうん ごまふくは それでいいのだ ／ 理解しているのかな？むしろ

（ おうさま、おうさま！ みてみて！ ごまふく、たかいよ！ ） （ みてみて！ おうさま、おうさま！ ごまふく、すごいでしょ！ ） ＼ とびかかってきませんように… ／

＼ うんうん。いろいろしたい年頃なのだ。 ／ ＼ やらせておいたら、いいのだ。やらせておいたら。 ／

ごまふくさん、ソファカバーはどうしましたか？ （ しらないのよ ごまふく しらないの ） ごまふくさん、クッションも噛んで、ぶるぶる振り回そうとしていましたね？ （ してないの ごまふく そんなこと してないのよ ） 王様がいないあいだに、ごまふくがソ…

（ ごまふく おうさま まってるの あついけど… ） ＼ ふぅ〜。暑い暑いなのだ。日陰が一番なのだ。 ／ すれ違う二人でありました。

王様、なんだか、ふっかふかですねぇ ／ 王様なんだから、威厳があるのだ 立派立派なのだ ＼ 王様、なんだか、暑苦し… ／ なぁに？ 今、余の悪口言ったんじゃない？ ＼

ごまふく、一人で、おたのしみ

そこ、暑くないですか？ ねぇ、暑くないですかね？ そこも、暑くないですか？ 暑いでしょ？涼しいわけないでしょ？ アイスノンピローとか持っていっても、無視なんだもの…。

わっしょい わっしょい ごまふく せんしゅ げきとう ちょう なんばーわん ＼ 一人で遊んでくれるなら、優勝でもなんでも どうぞどうぞなのだ… ／