カゴとか、い草座布団とかあるのですが、今はカーペットがよいご様子です それにしても… ＜ 確かにここは涼しいですが…暗くありませんか？ ＼ べつに 家臣もずっとここにいたらよいのだ ／ 一方のごまふくは あんにゅいです

王様に、こっちゃここっちゃこ言われて、テレビを諦めて辞書やら本やらを抱えて付いて行ったところ ＼ 家臣もゆっくりするのだ ／ ＼ さぁさぁ、ゆっくりゆっくり ／ ＼ あぁ、いいきぶんなのだ ／ 本も辞書も…

ずんずんずんずん… ずんずんずんずん… ずんずんずんずん…

（ はい？ごまふくですけど？ ） （ はいはい とおりますけど ）

＼ しらないのだ ／ ＼ じっとみてたって、しらない…あっ ／

＼ はしっこのほう、みえるでしょ ／ うーん… 辞典っていうのは、どこでも見えればいいわけではなくって

あのぅ…読めないのですが、王様 ＼ ぱらぱらならないようにしてあげておるのだ ／ まぁ、確かにまだ使い馴染んでいませんけど…

ごまふくは飽きもせず おっと！

（ ……な ） （ ……ん ） （ ……な ） （ ……ん ） （ ……な ） （ ……ん ） （ ……な ） ごまふくったら、牙が丸見えだよ

とにかく、朝顔守りにご執心のごまふく （ ……ん ） （ ……… ） （ ……… ） （ ……… ） （ …あん ） （ ……… ） （ ……… ） （ …あん ） （ んなぁん！ ）

（ ……… ） （ ……な ） （ ぁん… ） （ ……… ） （ ……な ） （ ぁん… ） 報われないごまふくです

（ きーにーなーるーぅ！ ） （ きーにーなーるーのー！ ） さかんに訴えるごまふく

ごまふくは朝顔守りが気になって気になって （ なぁにぃ！？ ） （ あれ、なぁにぃ！？ ） 鳴いて走り回っています

では、ごまふくをじゃらしましょうかねぇ

ついでに、じゃらしておこうかな （ じゃれないもん！ ） （ じゃれないもんね！ ）

本当は まだ、ちょっと （ きにならないもん！ ）

ごまふくが朝顔守りにじゃれるので、高いところへ あ…、もう飽きたの…

では、三つ目を ＼ なにしてるのだー ／ （ なにしてるのー？ ）

ひとつ ふたつ みっ… おっと

昨日、入谷鬼子母神で朝顔お守りを授かってきたので 早速、王様に献上をば ＼ うむ？ ／ ＼ あさがお？ ／ ＼ うーん… ／ ごまふくにも （ きゃっ ） （ なぁに？なぁに？ ） （ おうさまとおそろい？ ）

王様が構ってくれないので 床に伸びるごまふく びよーん びよよーん びーよーおーん っと 王様はごまふくみたいに床に伸びることは少ないのです 暑さの感じ方が違うのかなぁ

ごまふくが ころげている頃 王様は 大接近

なつの ねこは ゆかが だいすき ごろんごろん 王様はお昼寝中なので、ごまふくがお知らせしました