うさぎではない!

民の中に、余をあの無駄に耳の長い、無駄に脚力の強い、無駄に聴力の敏感な、意外とおいしい小動物とおもっておる者が若干名いる。
困ったものである。
余はあのように、こ洒落たニットにウールのハンチング、金縁眼鏡でほっぺを赤くして微笑むワグナーおじいさんに抱えられながら、全くの無表情で、「それは毛深いゆで卵ですか?」と聞きたくなるような足指を持つ、ハーマン君(在ドイツ)とは違うのである!

好物はレタスでこんなに大きくなるとは、ダイエットに朝バナナを食べている紳士淑女の立場はどうなるのだ?