王様、悪いようにはされず…


よしよし、できるじゃないの



……




さて、昨日の動物病院でのことです。
王様の尿検査とサプリをもらいに行った家臣は、検査を待つ間、里親募集の子猫を抱っこさせてもらっていました。「かわいいかわいい」とTシャツに子猫をくるんでご満悦の家臣に、病院スタッフさんは言いました。
「子猫もかわいいですが、とっても飼いやすいもう大人の猫はいかがですか?」
「これ以上ですかw?」
ここは家臣も即レスでしたが、そのとっても飼いやすいもう大人の猫ちゃんにも会わせていただきました。
クリーム色がかった白い身体で、顔の中央にミルクティー色のグラデのある、青い目の猫さんでした。人なつこくておしゃべり好きで、とても健康そうな体格をしていました。総合病院の近くに住んでいる野良ちゃんで、自宅では猫を飼えない近所の方が面倒をみているとのこと。今回の病院へも、その方が連れてきてくれたそうです。でも、治療が終われば、また野良生活。「気だてのいい子なので、外に戻すのが可哀想でね」というお話です。ずいぶん大きな猫だったので「7kgくらいあるのかな?」と猫に話しかけると「いえいえ、5kgしかありません」とスタッフさん。野良で5kg…。飼ったら10kgにもなりかねないんじゃ…。もちろん、うちではもう飼えないので、猫さんにお詫びを言って、撫でたりホリホリ掻いたりして失礼しました。
可愛がってくれる方がいるにしても野良生活は過酷です。その方もこの猫ちゃんが不憫で心配で仕方がないようです。どうか里親さんが見つかりますように…。