大晦日なのに、家臣はぺしゃんこになっておるのだ

家臣ったらぜんそくの薬が合わないのか風邪をひいたのか、おなかをゆるくして頭を痛くして胃を気持ち悪くしてごろごろしておる。そんなわけでここ数日全然遊んでくれないのだ。いつもは居間の入り口や洋室前の廊下できちんとお座りしていれば「はいはい」って猫じゃらしで遊んでくれるのにー!
なので今朝未明、滑舌よく「にゃーおにゃーお」と呼びかけたところ、家臣は亀のようにお布団をかぶったまま起き上がり「今ごはん食べたじゃないですか、お水も今しがたあげたじゃないですか、もう2時間も走り回っているじゃないですか」と心の中でつぶやきながら、激しく揺れる余のおっぽを半ば絶望的な面持ちで眺めておった。


余は猫であって鬼じゃないから、早く家臣が元気になるように、今日は添い寝をしてあげたのだ。余がごろごろいうのが一番いいお薬なのだ。ね、ね、ねぇ。

ほぅら、こんなにかわいーいのだ!