年の瀬も押し詰まってきたのだ

こまぞうは今年最後の点滴に行って、先生に「毛の色も濃くなって、体調も安定していて、立派」と褒められたようだ。こまぞうをキャベツ畑で発見保護してださった命の恩人にも偶然の再会を果たし、元気な姿を見てもらえたらしい。善き哉善き哉。


それなのに、病院へ連れて行かれたのは殊の外不満と見えて、帰宅するやかくもかようにポンデライオンを抱えて丸まっておった。


余はね、その間におこた独り占め。いっつも半分こか、ふーって追い出されているものだから、なんだか落ち着かないのだ。