王様、ごまふくと人生の岐路について語り合う

( “にういん”てなに? “ぜっしょくできないから、にういん”て  )



\ しらないのだ。何か聞き分けのない子でもおるのかの。 /



( “しりつ”て なに? “あした”“しりつ”て なに? )



\ しらないのだ。でも“これで少し暴れん坊が治るかも”って言ってたのだ。 /



家臣としても胸が痛む決断なのですが、ごまふく君は明日“ふりふり君”とさよならするのです。
そして、前日夕方からの絶食がごまふくにはできそうもないので、今日からお泊まりなのです。
“ふりふり君”がなくなったら、ごまふくは傷つくかしら。しょぼーんとなったら可哀想だなぁ…。



今朝早くのことです。ごまふくがいつにも増して甘えた声で「うるあぁん、うるあぁぁん、ふごろろ、うるぁみぎゃぁぁん」と鳴いているので、様子を見に行きました。居間の真ん中で香箱を組んで「うるあぁん」と鳴いていました。近くに座ってじっとしていたら…
ごまふくが普通の猫みたいに私の膝や背中にすりすりしながら、私の周りを回り始めました。手の匂いを嗅いだり、真っ黒な目で何回もアイコンタクトをとりつつ、すりすりぐるぐるすりすりぐるぐる…。
今まで、ごまふくは王様が一番大好きで唯一無二の存在で、私には抱っこはされてうっとりするけど、お布団には入ってもちもちするけど、甘えたくて呼び出してすりすりするなんてことはなかったのです。
やっと「大好きな王様」と「役に立つヒト」から「大好きな王様」と「ちょっと好きなヒト」くらいにはなったのかもしれません!うれしいよ〜(´;ω;`)