王様、引っ越しの顛末 其の弐

王様、ごまふくをそれぞれの陣地に閉じ込めて(そもそも籠城の構えでしたし)
引っ越し作業を終えてから、新居にお連れしたのですが



出ないの構え

出ないの構え2



けれども、夕方また少し家を空けて帰宅してみたら

        \ どーん /



王様は、初日から家の中をくまなく探検し
夜はお布団で寝る家臣の周りをぐるぐる回っては寄りかかって休み
また、ぐるぐる回っては寄りかかって休み
終始ご満悦のぐるぐる音を奏でていました



では、ごまふくは…
というと、キッチンカウンターの上に立て篭って、石のように固まって、目だけに暗い光をたたえて、ひとっことも発せず夜に