昨日のお話なのだ

昨日の家臣は大忙し。
朝一でおこた布団とラグマットを干して急いで仕事に行ったら、連絡の行き違いでキャンセルになっていて、帰宅してみたら、こまぞうが家の中で行方不明になっていて、その間に猫の嫌いな掃除機をかけてお掃除をすませて、やっと出てきたこまぞうをうんと可愛がって、ヨガに行って、帰宅してこまぞうを病院へ連れて行って、で、帰宅してムーンライダーズのライブに行ったら、帰りは電車が止まっておったのだ。



まずは、こまぞうの話。おこた布団を片付けられたと思って立腹ぷりぷりのこまぞうは、念入りに押し入れの布団の隙間に隠れて、どれだけ家臣が呼んでも探しても出てこなかった。でも、そうこうするうちに、かくれんぼしていて見つからないまま日が暮れる子供のように物悲しくなったこまぞう、こっそり押し入れの真ん中に出てきてまぁるくなって、そのうえ「にゃごん…にゃごーん…」と家臣を呼んだのである。で、そのあとは猫が違ったみたいに甘えん坊。
まったく、こまぞうったら手がかかるんだから!



そしてムーンライダーズの話。(語り手:王様)
とは言ってみたものの、ほぼ日でネット生中継があったし、今も絶賛再配信中だし、ライブ音源のダウンロード販売もあるみたいだしなぁ。それに昨日のライブはそれらを可能にするように演出されていたものだと思うしなぁ。絶対配信観るべし!購入するべし!としか言いようがないような…。もちろん、どれだけライブ中継でも高音質ダウンロードでも、その場で音楽に包まれる感覚は、そういうった手段では替え難いものではあると思うけど。

それでも、どれだけ楽しかったかというと…。まず会場が元々がミニシアターの中でもミニだったんじゃないかというコンパクトな空間だった。とにかくステージ上の皆さんがものすごく近く感じられたのだ。席がすごく前だったのもあったけど、渋谷公園通りクラシックスで一番前に陣取ったときよりも、皆さんが「大きく」見えたのだ。登場のときから、大げさじゃなく1.2倍増しくらいの大きさに見えた。でもって一番手に登場したのが武川さんだったのだから、もう圧倒されることこの上なかったのだ。
実は「Tokyo7」をずらーっと全曲やります、と言われたときは「収録されたまんま??」と思ったりもした。ライブでは思いがけない曲が演奏されたり、意外なつながりで曲が連なったり、ライブならではのアレンジがあるのがとっても楽しいので、次の曲がわかっているのはどうかなぁって思ったのだ。でも、ムーンライダーズはそんなんじゃなかった。頭の中で次の曲が再生されるのなんか、全然及ばないのだもの。
しかも「Tokyo7」のあとは映画音楽ライダーズ風を、その次はアルバム「カメラ=万年筆」からと、大人っぽく人を裏切る展開。終わった時には軽く3時間は経ってると思い込んでいたほどの濃密なライブだったのだ。しかも家臣としては「座っていられるなら、あと1時間はいける。これから立って踊っていいとしても1時間はいける」くらい終わってほしくない至福の時間だったのです。
あえてお願いをするなら…また座って聴くことを前提としたライブをするときは、お酒とおつまみがオーダーできるような会場にしてください。そしたら4時間はダイジョウブです!家臣は!




ん? 長い? 文章が?